今日の1足
今から25年近く前の1993年5月15日に行われたヴェルディ川崎VS横浜マリノスでJリーグが開幕。日本でもプロのサッカーリーグがスタートしました。この日は愛知から弟が東京に遊びに来ていたから、よく覚えています。そんなJリーグは開幕から注目を集めることになりましたが、三浦知良やラモス瑠偉といった日本国籍選手だけでなく、ジーコやアルシンドといった外国籍プレーヤーの存在もJリーグ人気に大きく貢献しました。
日本には数多くの外国人プレーヤーがやってきましたが、正直言ってそのレベルは玉石混合。名ばかりの元代表選手や過去の実績は凄くても、Jリーグ参加時には抜け殻のような状態のプレーヤーも少なくありませんでした。そんななかトップクラスの実績とパフォーマンスを併せ持っていたのが、名古屋グランパスに所属したドラガン・ストイコビッチです。ピクシーの愛称で親しまれた彼は、’90年と’98年のW杯に出場したバリバリのトッププレーヤー。ワールドクラスのプレーの数々でグランパスファンのみならず、日本中のサッカーファンを魅了したのです。
そんな彼が日本でプレーした際に履いていたのがルコックスポルティフのサッカースパイク。途中から伝統的な同ブランドのアッパーデザインでなく、鳥の羽からインスパイアされたプリュームラインと呼ばれる独自のデザインのアッパーのモデルを着用したこともサッカープレーヤーの間で大きな話題になりました。
そしてJリーグ開幕から25周年、ロシアW杯が行われる2018年にリリースされたのが、PLUME X "FOOTBALL PACK" "mita sneakers Direction"です。ミタスニーカーズの国井さんが、ルコックスポルティフのオリジナルデザインに、ピクシーが使用したサッカースパイクのプリュームシリーズのテイストをプラスするとともに、同ブランドのテニスシューズの名品アーサーアッシュのソールユニットをミックス。ストリートシーンにマッチする1足が完成しました。ちなみにこのコレクションはシューズ以外にジャケット、トップス、ロングパンツからなるアパレルもラインアップしており、サッカースタイルに目がないスニーカーフリークには見逃せない存在だと思います。
ブラックとホワイトが用意されますが、ブラックのほうはこんな感じでドレッシーなボトムスにも似合いますね。
インソールにはミタスニーカーズを象徴する金網パターンとサッカーのゴールネットのデザインを掛け合わせたグラフィックがプリントされます。
ピクシーといえば雨天時のこのリフティングドリブルが衝撃的でした。このときのスパイクはルコックスポルティフではないですが。
あとこのフェイントからのゴールもよく覚えています。このときのゴールはルコックスポルティフのスパイクから生み出されました。