今日のB級グルメ@円頓寺商店街

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名古屋駅から10分強歩いた場所に円頓寺本町があります。かなりレトロな商店街なんですが、このなかにいくつか元気なお店があります。そのひとつがスミタスポーツで、昔「サッカーダイジェスト」などに通販広告を定期的に出稿。プーマ パラメヒコやアディダス コパムンディアルといった、サッカースパイクの安売りで、全国的にも知られていました。この店のそばには、「サントス」や「ユニオン」といったライバルショップもあり、「サッカースパイクを買うなら、名古屋駅周辺で!」と言われた時期もありました。


自分は1988年にリーボックジャパンに入社し、当時は、商品を売り込むというよりも「取り引きを始めたい!」という小売店からの要望を断ることのほうが多いという恵まれた立場にあり、今考えると勘違いしていた部分もありました。そして90年代に入り、リーボックが街履き需要に頼るのではなく、パフォーマンスの分野に日本でも本格参入したときに、厳しさを知ることになります。プロダクト担当として、代理店の営業担当と一緒に各カテゴリーのプロショップを訪問するのですが、けんもほろろ。名古屋地区ではランニングの「ザ・ジョグ・コジマ」、バスケットボールの「ダンク・ムラセ」、そしてサッカーの「スミタスポーツ」でした。


なかでも一番覚えているのが、「スミタスポーツ」を訪問したときのこと。それ以外の2店舗は取り引きもあり、お互い面識があったのに対し、ココは、ほぼ飛び込み営業状態。それだけに、「こんなアウトソールじゃ、日本のピッチに合わん!!!」etc. かなり厳しい言葉を浴びせられたものです。あれから30年ほどが経過し、久しぶりに「スミタスポーツ」に行ってみると、残念ながら火曜日は定休日。仕方ないので、円頓寺本町を抜けて、円頓寺商店街のほうまで散歩すると、B級グルメセンサーが反応しました。それが「肉の丸小」。ちょうど小腹がすいていたので、ハムカツを1枚食べることに。ここんちは作り置きはせずに、注文してから揚げてくれる方式なんで、しばらく待ちます。そして、出来上がったのを歩きながら食べると、思わず「何コレ、美味い!」と独り言を言うレベル。厚手で柔らかいハムと熱々サクサクの衣が絶妙なハーモニーで、たった130円で至福のとき。弟に聞くと、地元のテレビでたびたび放映される揚げ物の名店とのことで、特にコロッケが有名らしい。というわけで、近々再訪して、コロッケを食べてみたいと思います。



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熱々サクサクの衣と厚手のハムが最高のコンビネーションでした!


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生意気だった、若き日の自分の鼻っ柱を折ってくれた「スミタスポーツ」。この日は定休日でしたが、今も健在。ちなみに「ザ・ジョグ・コジマ」は閉店してしまいましたが、「ダンク・ムラセ」はバスケットボール王国愛知にて、絶賛営業中です。