今日の1足

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8年くらい前のフイナムブログでポロスポーツのSTADIUM 1992のラガーシャツを紹介したことがある。渋谷を歩いていると「そのラガーシャツ〇万円で売ってください!」と言われて、そんな価値になっているのかとビックリしたという話。このシリーズはラガーシャツ以外にコットン布帛のパーカも持っていて、時々着てるんですが、そのたびに業界関係者から「それいいですね~、コンディションもバッチリだし。着なくなったら譲ってください!」と言われることもしばしば。この当時のラルフローレンで生産数が少なくて特徴的なデザインのモデルは、ebayなどでホント凄い価格で取引されています。このムーブメントを作り出したひとつのキッカケいえる存在が、ニューヨークはブルックリンで1988年に結成されたLo-Life。ラルフローレンの希少価値の高いアイテムを手に入れるためには手段を選ばないといわれたグループであり、前述のSTADIUM 1992やSNOW BEACHといったレアなモデルに対する熱狂的な人気は彼らが創ったといっても過言ではありません。

そんなLo-Lifeがエトニックとのコラボレーションで発表したのがエトニック ステーブル ベース スタジアム。バルセロナ五輪のタイミングでリリースされたSTADIUM 1992の特徴的なカラーリングをシューズに散りばめた存在感抜群の1足で、ヒール部分やシューズボックスには1992ではなく、Lo-Lifeの設立年である1988の数字が入れられています。いかにも’90年代テイストのデザイン&カラーリングの1足に仕上がっており、当時のことをリアルタイムで知っている世代、知らない世代の両方から人気が出そうなスニーカーだと思います。

 

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他のエトニックのプロダクトとは全く異なったデザインのシューズボックスを採用。

 

 

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これが件のSTADIUM 1992のラガーシャツ。コットン布帛のパーカのほうはアジア製でしたが、こちらはMADE IN USA。当時はアメリカ製アイテムもまだまだあったので、原産地にもこだわったものでした。